2011年02月07日
ロストパラダイスイントーキョー観ました

藤枝駅南ピープレイスもち月です

先に言います
ロストパラダイスイントーキョーは日本映画です
東京で先行上映なるも、話題が話題を呼び、口コミで全国に広がった素晴らしい映画です
11日金曜日まで 藤枝ビビのシネプレーゴで上映しています
絶対観るべきです
そしてここからはネタバレ含みます↓
映画は いきなりはじまりました
売れなさそうな 秋葉原地下アイドルが ぎりぎり踊りといえるモノを行うシーンから…
そして、自称アイドルのインタビュー映像へ。
この、内田慈さん扮する アキバアイドルファラ。
存在が喋りが、モノ凄くイタい

この時点で完全に 映像に入りこんでしまった
父親の死から、知的障害者の兄、実男と古いカンカンアパートで2人暮らしをはじめた やたら暗い苦労まみれの、背負っちゃっている男、幹男。
ある日幹男は、兄、実男の 性処理の為に デリぺル嬢まりんちゃんをアパートに呼ぶ
そこにやってきたのはファラ。
ファラは デリぺル嬢の 「まりん」でもあるのだ
どこかやわらかいふわふわした存在の三十路近辺まりんちゃん
実はまりんちゃんも沢山悲しみを背負っている女。
しばらくして三人は なるべくして共同生活を送りはじめる
それでも
デリぺルを続ける、まりんちゃんには目的があった
島を買うこと
安らげる アイランドを手に入れること。
「島に住めば、兄、実男も伸び伸びと暮らせるはず」
まりんちゃんひとりの願望は
やがて三人の夢となって…
必要とされ、それに答えること。
アイドルも
デリぺル嬢も
恋愛も
仕事も
人生も
そのくりかえし
本質は同じなのかもしれない
人間は 弱いから
なかなか一人では生きられない
誰かを必要として 必要とされて、寄り添い 歩く
心ひとつに。
歩く…
でも どんなに抱きしめあっても 一つにはなれない
結局 自分は 自分なのだ
それでも
誰かを全力で理解しようとし、包み込み、心がひとつになれたとき
人は皆、 アイランドに いけるのかもしれない

そんなことを感じました
ほんとうに素晴らしい映画でした
